スイッチがそこそこ増えてきたので、簡単にまとめてザックリと紹介していこうと思います。
サクサク読めるようになるべく説明は簡潔にして、個別記事がある場合はそちらにリンクを貼っておきます。
今後もスイッチは増殖すると思いますので、都度コチラにも追加していきます。
はじめに
スイッチは計画的に購入しましょう!
いやコレでも結構考えて買ってたんですけどどうしてこんな事に・・・
こいつらはマドハンド並みに仲間を呼ぶので気をつけましょう。
スイッチ紹介に入る前に数点注意事項があります。
- 基本的にスイッチの評価はルブ済みを前提にしています、特に私の場合リニアスイッチはルブをせずに使うことはほぼ無いので、実際に使っての感想と言う意味でもこの基準で書かせていただきます。
- 打鍵感・打鍵音の感覚は個人の好みに大きく左右されます、鵜呑みにはせず参考程度に読んで頂けると幸いです。
- スペック等の説明はほぼ省いて、かなりザックリとした紹介になっています、ご了承下さい。
ルブについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
リニアスイッチ編
まずは一番数が多いリニアスイッチから行きます。
推しスイッチはスイッチ名の横に★マークを付けてます。
※推しスイッチの数字は順位ではなく書いた順番です。
MOMOKA FLAMINGO
初めて買ったMX互換スイッチ、思い出の品。
ヌルーっと滑らかな押し心地でかなり静かな打鍵音が特徴。
最近のスイッチからすると少し軽い音に聞こえるかも。
ロングスプリングでスナッピーな感触。
防塵ステム採用でグラつきは皆無。
Kailh Box Red
初心者にオススメな格安リニアスイッチ。
何の変哲もない至って普通のリニア。
結構色々な既製品に採用されている。
未ルブだとちょっとシャリつく、中の形状が通常のMXスタイルとは違ってルブしにくい。
現在はV2が登場しているので購入する時はそちらをどうぞ。
Chosfoxで驚異の110個$33、送料含めてもかなり安い。
AKKO CS Jelly Pink
こちらも初心者にオススメなAKKOのクソ安スイッチ。
45個で\2,000を切る正気とは思えない安さ。
作動力の表記しか無いのでボトムアウトが何gかわからないが、ForceCurveを見るに多分55gくらい。
ファクトリールブがないのでストックで使うとちょっと引っ掛かり感があるかも。
ただ生産終了してるっぽいのでもう手に入らないかも。
AKKOの他のスイッチも大概おかしい値段してるのでそちらもオススメ。
AKKO CS Jelly Starfish
値段に釣られてAKKOスイッチを買い漁っていた時期が私にもありました。
値段は正義、なのですが良くも悪くも値段なりのスイッチ。
悪いスイッチではないのですが、ストックで使うには少し引っ掛かり感やスプリングピンが目立ちます。
打鍵音は比較的大人しめ、防塵ステム採用で直進性に優れ、グラつきが少ない点はGOOD
★ AKKO V3 Cream Yellow
推しスイッチその1
性能のみではなく値段も考慮しての推しスイッチ選出。
驚愕の45個$8.99、安すぎる。
ファクトリールブが無い+ストック状態だと擦過音と引っ掛かり感が結構有るのでルブは必須。
底打ち音が強烈で癖になる、AKKO公式で購入可。
人気上位勢と比べると流石に一歩及ばないが値段と性能のバランスは壊れてる。
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WS AURORA FOG
wuque studioのスイッチ、値段もちょっと安かった。
記憶が確かならIkki68 Auroraと言うキーボードキットの販売に合わせて作られたスイッチだったはず。
探せばどこかに残ってるかもしれないけど多分もうほぼ売ってる所はない。
代わりに新しく、WS switchシリーズが発売されているので気になる方はそちらをチェックしてみて下さい。
打鍵感は普通に良い感じのリニア、音も低めで打ち心地も滑らか。
WS AURORA CLEAR
上と同じシリーズのスイッチ、こちらはハウジングの素材がUHMWPEと言うなんかめっちゃ凄いプラスチックで作られている。
ちゃんと説明すると自己潤滑性に優れ、耐摩耗性や耐衝撃性も高いすげーやつ。
ヌルヌル動くステムが気持ちいい、打鍵音は少し高めのプラスチッキーな音。
スプリングはfogもclearも63.5gでちょうど良い感じ。
alpaca
リニアスイッチ界の重鎮、みんな大好きalpacaスイッチ。
滑らかな打ち心地と大人しめな打鍵音で人気。
最近はロングポール人気に押されて若干影が薄い。
ロングポールに慣れた後に触ると確かに底打ちの感触に物足りなさを感じる。
高いレベルで纏まったバランスの良いスイッチ。
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★ Durock POM
推しスイッチその2
POMハウジングとP3ステムで超なめらか。
ロングポールステムのコツコツ感と独特な底打ち音がとても良い。
文句なくオススメ、是非一度使ってみて欲しい。
欠点はP3ステムでよくあるキーキャップの保持力が弱い事、手でも簡単に外せるくらい緩い。
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Durock Lupine
BOXタイプのステムにハマってた時にDurockから新しいスイッチが出ると聞いて買ったやつ。
ロングポールステムで底打ち音が気持ち良い、ピッチは低めのコトコト系。
ロングスプリング採用でスナッピーな打ち心地。
BOXタイプのステムでグラつきもほぼない優良スイッチ。
構造上ブレが少ないので2U以上のMODキーによく使ってます。
C³Equalz Tangerine
ウルトラスムーズ、ハウジングにUHMWPEを採用。
62gと67gのバリエーション有り、私が買ったのは62g。
UHMWPE特有の音なのか割と軽い感じのプラスチッキーな打鍵音が出てくる。
この音が賛否有るみたいだけど結構独特なのでこれはこれであり。
しかしコイツも昨今のロングポールブームで押され気味。
C³Equalz Banana Split
とても可愛いカラーが特徴のスイッチ。
PC/Nylon混合ハウジングで軽やかな音
ロングポールではないので底打ちは大人しめ。
スプリングピンが気に入らず何回もスプリングを入れ替え続けハウジングが少し緩くなってしまった可哀想な子。
非ロングポール系はこの先生きのこれるのだろうか。
★ SP-STAR Meteor White
推しスイッチその3
ナイロンハウジングにPOMステムの普通のリニアスイッチ。
なんだけど謎のカチャカチャ感がとても楽しい。
ロングポールではないので特徴的な底打ち音は出ないが、それが良い方に作用して、メカニカルらしいカチャカチャ音を生成しているのだと思う。
最高に楽しい、THEメカニカルって感じのスイッチ。
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SP-STAR Polaris Gray
こちらは上下PCハウジング採用のリニアスイッチ。
PCハウジングなので高めの音かと思いきや意外と静か。
SP-STARのスイッチは謎が多い。
使い込むと高音に寄るなんて言うレビューも見たことがあるが真偽は不明。
こいつも結構人気のある(あった?)スイッチ。
SP-STAR Ube Crinkle Cookies
推しスイッチに一歩届かなかった子
音と打鍵感は文句なく推せるんだけどなんか雑音が混ざる、ルブが悪かったのかたまにシャリつく。
そのうちルブし直して改善したら推しに昇格します。
PC/Nylon混合ハウジング、でもすごい低音系、コトコトとハッキリ響く底打ち音が気持ち良い。
ステムのグラつきはちょっと多め、音は本当に好き。
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SWK NEON
最強のclackyスイッチ、クッソうるさい(褒め言葉)
ルブ無しで使えるくらいにはファクトリールブが優秀。
個体によって若干の引っかかり感と擦過音あり。
clacky好きには堪らない一品。
指に返ってくる衝撃も中々エグめ。
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★ MM switch
推しスイッチその4
wuque studioが送るカスタマイズ性の高いスイッチ。
トップ・ボトムのハウジングとステム、スプリングの各パーツが素材別にバラ売りされてて自分で選択可能。
イロモノかと思っていたけど意外にも気に入ってしまった。
トップUHMWPE、ボトムNylon、ステムはLYを選択。
このスイッチ用に売ってるスプリングの質が良くてお気に入り。
バラ売り故ルブしやすいのもGOOD
ロングポールステムで底打ちも気持ちいい。
KTT Monochrome Chalk
純白清楚系スイッチ。
めちゃくちゃタイトでステムのグラつきがかなり抑えられている。
代償として擦れ感が結構ある、ルブしても薄塗りだと若干掠れ感が残る、塗り過ぎてもネチャる難しいやつ。
音はKTTっぽく底打ち強めのピッチ高め。
安いけどあんまり売ってない、この界隈欲しくても買えないもの多すぎて辛い。
KTT Strawberry
KTTのプレミアムラインに属するスイッチ。
プレミアムと言っても$4/10個なので普通のスイッチより大分安い。
BOXタイプでもないのにステムのグラつきがほぼ無い。
3pinなのでスタンドオフのないキーボードには使用不可。
使えるかもしれないけどPCBが保持できずすっぽ抜ける可能性あり。
難点はステムの戻りが遅いこと、動作がちょっとモッサリしてる。
KTT Strawberry V2
金型が新しくなって生まれ変わったstrawberry、3pinから5pinになって汎用性も向上。
音は初代と比べると若干高音寄りになった気がする。
値段も安いが今のところ日本から買えるショップが少なすぎて入手性が悪い。
肝心のステムの戻りは残念ながら改善されず、相変わらずのモッサリ具合。
動き自体はスムーズで気持ちいい。
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SW Bubble
zakuをパkインスパイアしたっぽいスイッチ。
swagkeys設計っぽいけど現在は商品ページが無い、生産終了しちゃったかも。
ハウジングの素材構成は同じだけどスプリングにプログレッシブスプリングが使われている。
構成が似ているだけあって音も結構似てる、clacky寄りのコツコツ感触が気持ち良いスイッチ。
ファクトリールブ無しなのでルブは必須。
★ Zaku
推しスイッチその5
clacky、スナッピー、スムーズと三拍子揃った良スイッチ。
ロングポールの明瞭な底打ち感と高音寄り大音量の底打ち音が最高に気持ちいい。
ルブは必要だが一度は使ってみて欲しいスイッチ。
中々リストックされないのが辛い所。
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★ JWK CW
推しスイッチその6
ナイロンハウジングとP3ステムで超なめらか。
Epsilonと同じ素材構成が気になって買ってみたスイッチ。
多分swagkeysでしか売ってない、セール時の値段が意味不明なレベルで安い。
音も似ていて、コツコツ系のピッチ低めThockスイッチ。
比較するとコチラの方が若干軽めに感じる音。
相変わらずキーキャップの保持力は弱い。
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Everglide Aqua King
お試しで数個買っただけで実際に使ってみたわけではないので詳細な使用感はわからん。
透明ハウジングがめっちゃ綺麗。
ハウジングもステムも全部PC製。
音はコトコト系、グラつきが非常に少なくブレのない打感。
LED付きのPCBだと光が綺麗に通って良き。
★ WS Morandi
推しスイッチその7
ファクトリールブがすげぇ。
ストック状態で使えて超滑らかな打ち心地。
音は少し低めのカチカチ系で音量は抑え気味。
LEDの光をキレイに映えさせるディフューザー付き。
あと安い、10個当たり$4.3、お得!
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Owlab London Fog
Owlabの3作目、Swagkeysで買うと何故か10個$4.5のちょい安スイッチ。
UPEステムでヌルヌル感触、ステムのグラつきも少ない。
前作達と比べると尖った感じもなく割と無難な感じ。
自分の買った物はファクトリールブの具合が悪くて底打ちの感触がおかしい個体が多かった。
買う時はルブ無しを選んで自分でルブした方が良さげ。
他の人に聞いたら問題ないって人もいたからたまたま運が悪かっただけかも。
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タクタイル編
FEKER Like Holy Panda
伝説のHoly Pandaを模して作られたタクタイルスイッチ。
所謂強タクタイルの部類でバンプの山が高く、過ぎた後はストンと落ちるタイプ。
本家は輸入が必須だがこっちは国内でも取り扱っている。
そして価格も安い。
軸ブレが多いのが難点だが、お手軽にHP感を楽しむには良いスイッチ。
Kailh Box Brown
Pulsarのキーボードを買った時にデフォで付いてきたスイッチ。
THE普通のタクタイル。
タクタイル感はそこまで強くないが、一応押した感触は伝わってくる。
シャリシャリ感が強くルブで直るかどうかは不明。
値段はクッソ安い。
HAKO Violet
数字上はかなり軽い部類のタクタイルスイッチだけど、実際使うとそこまで軽くは感じない。
Brownよりはタクタイル感がしっかりある。
ストンと落ちる感じではなく山を超えた後もちゃんと重くなっていくタイプ。
BOXスイッチ特有の問題なのかシャリ感が強い、ルブでも収まらなかった。
AKKO CS Jelly Sponge
AKKOの激安タクタイル。
バチバチの強タクタイルではないが上2つと比べるとかなりしっかりしたタクタイル感。
推し始めからしっかりした山がある感じでタクタイルを試してみたい人にオススメ出来そうなスイッチ。
掠れ感はしっかりあるのでちゃんと使いたいならルブ必須。
Gazzew Boba U4T
やたら人気だったのでお試しで数個買ってみたやつ。
強烈なタクタイル感と山を抜けてすぐ底打ちする打鍵感が癖になりそうなスイッチ。
サイレント版だったり色違いだったり種類が多い。
Thockyの名の通りコトコト系の底打ち音。
タクタイル人気上位に大体いる。
クリッキー編
キースイッチ界の問題児
クリッキー好きは少ないらしいがその分コアなファンが多いらしい。
GX Blue
ロジクールのG PRO Xにデフォで付いてきたスイッチ。
THE青軸、トップハウジングにKailhのロゴがある。
平凡なクリッキーで特別クリック音に特徴があるわけでもない
肝心のクリック音も鳴るには鳴るがそこまで主張してこない
クリックジャケット方式を採用
Chosfox x Kailh Arctic Fox
こちらもKailh製。
クリックバー方式を採用。
BOXタイプのステムなので直進性○
クリック音がSUGOI DEKAI
久々にクリッキーでちょっと使ってもいいかなと思うくらいには楽しいスイッチ。
ただし使う場所は選ばないと袋叩きにされても文句は言えないレベルにうるさい。
番外編 フランケンスイッチ
キメラスイッチとも言われる、キースイッチ界の闇、沼に沈みすぎて正気を失った人達が到達する聖域。
色々なスイッチの部品を組み合わせてスイッチを作る闇の召喚儀式。
当たり前だが2個またはそれ以上のスイッチを組み合わせる為コストがアホほどかかる。
更にスイッチ側のマイナーチェンジなどでパーツの組み合わせが不可能になったり、相性の悪いパーツだとそもそもスイッチとしての役を果たさない物が生まれる等、デメリットが多い。
その代わり既製のスイッチにはない唯一無二の打鍵感が得られたりする、ちなみにHoly Pandaも元はフランケンスイッチ。
Tangerineハウジング+MM switch POMステム
Tangerinの滑らかさに底打ち感を追加したいと思って作ってみたら案外良い感じになっちゃったスイッチ。
TangerineのハウジングとNK creamのPOMステムを組み合わて作るcreamsicleの亜種みたいな物。
元々のプラスチッキーな音がロングポールステムで増幅されてとても独特な音が出る。
UHMWPEハウジングの滑らかさは健在でとてもヌルヌル。
推しスイッチではあるが手間とコスト的にはあまりオススメできない。
おわりに
かなり駆け足で紹介してきましたが、果たしてここまで読んでくれた人はいるのだろうか。
ザックリしすぎてあまりスイッチの紹介は出来ていないかもしれません、気になったものがあったら各自で詳細なレビューや動画を探してみて下さい。
推しスイッチと銘打ってますが、それ以外が悪いものという事ではなく、普通に現在進行系で使っているものもあります。
スイッチとプレートの相性だったり、フォーム構成の違いでもスイッチの出す音は変わってきます。
相性のいい組み合わせを探りながら試行錯誤するのは非常に面倒ですが、とても楽しいです。
基本GBのキーキャップよりはまだマシかもしれませんが、スイッチも移り変わりが激しく、既に手に入らない物が多かったり、在庫切れで中々補充されない物もあります。
紹介していても購入の保証はできませんのでご了承下さい。
基本的にはその時々で話題に上がるような人気上位のスイッチから選べば、大きく好みから外れるという可能性は下がりますので、皆様も色々試してみて自分に合った推しスイッチを手に入れて下さい。
ただし人気が有る=品切れ率も高いということなのでアンテナを張って情報を漏らさないようにすることが大事です。
それでは今回はこの辺で、ここまで読んで下さり本当にありがとうございました。
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