今回はあまり名前を聞かないレアスイッチをご紹介します。
製造自体は有名なJWKですが、おそらくswagkeys専売なのかスイッチの話題でもあまり名前が上がってこないスイッチです。
このスイッチ、面白い事にハウジングやステムの素材が、あの大人気スイッチEpsilonと同じなのです。
製造も同じJWK、素材も同じ、となると気になって買わずにはいられませんでした。
結論から言ってしまうと「似てはいるけどやっぱり違う」という感想です。
ですが、これはこれでかなり良いスイッチでしたので今回取り上げさせていただきました。
それでは詳しく見ていきましょう。
基本情報
まずはカタログスペックから。
- メーカー
- JWK
- スイッチタイプ
- リニア
- マウント
- PCBマウント(5pin)
- 素材
- 上下ハウジング:ナイロン
- ステム:P3ロングポール
- スプリング
- 14mm 65g
- ファクトリールブ
- 軽く潤滑済み
こうして改めて確認すると違いはスプリングのみで、CWはJWKお馴染みの金メッキ65gスプリング、対してEpsilonは68gのプログレッシブスプリングです。
各パーツ詳細
ハウジングはクリアブルー、透明感があって綺麗。
色味は少し変わると思いますがLEDも綺麗に透過してくれそうです。
ボトムハウジングもトップと同じクリアブルー、透明って良いよね。
カラフルなスイッチも可愛いけど上下同じ色も統一感があって好きです。
つまりスイッチなら何でも好き・・・ってコト!?
ステムは13mmのロングポール、素材はP3、極端なロングポールではなくちょうど良い感じの長さ。
いつものスプリング、14mmの何の変哲もないやつ。
JWKのスイッチは品質も良く、かなり高いレベルにあると思うのですが、このスプリングだけはどうにも苦手です。
そこまで悪いものでもないのはわかるのですが、このスプリングに幾度となくバネ鳴りで苦しめられたので、私はJWKスイッチはほぼ全てのスプリングを交換しています。
打鍵感・打鍵音
打鍵感
ナイロンハウジングとP3ステムの組み合わせで滑らかさは抜群、引っ掛かりや擦れ感は特にありません。
ステムのグラつきはやや多めですが、許容範囲と言えるレベルなので特に気にしなくても良いでしょう。
ロングポール独特のコツコツと底を打つ感覚が指先に返ってきてとても気持ちがいい打鍵感。
若干ですがリーフが鳴っている気がします、頻度は高くないので気になる方のみリーフにもルブを少し塗ってあげると良いかも。
ハウジングのガタつきは少なめですのでフィルムはお好みで、私は使用しています。
スプリングは63.5gの3stageスプリングに換装済み、ロングスプリングはいいぞ。
打鍵音
ハウジングの素材構成が同じだけあってEpsilonと同じThock系統、所謂コトコト系の深い音、ピッチも低め。
コトコト具合はepsilonの方が若干上回っているように感じますが、その分若干CWの方が明るく感じます。
プレート素材を選ばず良い音ですが、どちらかというと金属系プレートよりもPC、POM、FR4等の方が相性的には良さそう。
現在はFR4プレートのQK65で使用していますが、PE foamとの相性が良いのか、かなり良い感じのコトコト音が出てます。
音量は大きめ、ロングポールですので底打ち音はどうしても目立ちます、zaku程ではないですが使う場所には注意しましょう。
録音してみた
いつもの音声コーナー
使用マイク:FIFINE K658 USBダイナミックマイク
録音ソフト:Audacity
音声加工:音に変化が出ない程度のノイズ低減と音量増幅
真鍮プレートのミュート力が凄い、めっちゃコトコトしてる。
私はFR4か真鍮が好みです、コトコト感が素晴らしい。
聴き返して気付きましたが結構スプリングピンらしき音が入ってますね・・・おそらくこのギンッて感じの音はスプリングから出てる音だと思います。
購入場所と値段
このスイッチはおそらくSwagkeys専売で、他のショップでは取り扱いがありません。
通常は$6.5/10個なのですが、セール時には$2.9/10個という意味不明な値段になることもあるので、今すぐ必要でなければセール時を狙うのがオススメです。
まとめ
今回はJWK CWスイッチのご紹介でした。
人気のEpsilonスイッチと同じハウジング構成と言う事と、ちょうどセール時に見つけて半額以下という意味不明な値段になっていたこともあり、衝動的に購入してしまったのですが思ったよりも良いスイッチでした。
まさにジェネリックEpsilon、本家と比べても遜色のない滑らかさとピッチの低い深い音を兼ね備えたスイッチです。
散々比較してきた後に言うのもなんなんですが、”Epsilonが気になっている方”は素直にEpsilonを購入したほうが絶対に満足度は高いです。
キースイッチに限らず、スペックや付加価値を考えず値段に釣られて物を買うと結局「やっぱこっち買っとけばよかったな・・・」となるので、基本的に値段はあまり考えない方が最終的な満足度は高いです。
とは言え青天井に資金を投入できるわけでもないので、セール時の値段はかなり魅力的に感じます、運よくセールに巡り会えた時には是非お試し感覚で購入してみてはいかがでしょうか。
それでは今回はこの辺で、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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