キースイッチレビューvol.3はSP-Star製のロングポールスイッチ、ube crinkle cookiesをご紹介します。
フィリピンやハワイで良く食べられているらしい紅山芋の「ウベ」を使ったクッキーをイメージしたカラーリングが特徴の美味しそうなスイッチです。
可愛い色合いのスイッチから割と凶暴な音が出るのが面白かったので今回取り上げてみました。
基本情報
カタログスペックを確認しましょう。
- メーカー
- SP-Star(デザイン:KNC Keys)
- スイッチタイプ
- リニアスイッチ
- マウントタイプ
- PCBマウント(5pin)
- 素材
- トップハウジング:PC
- ボトムハウジング:PC/Nylonブレンド
- ステム:POM 13.45mm
- スプリング
- 18mm 65g
- ファクトリールブ
- 有り:KNC keysの商品ページによると”スプリングとリーフに軽く塗布済み”となっている。
- トラベル(総移動量)
- 3.2mm
各パーツ
いつもの分解コーナー

乳白色のトップハウジング、素材はPC、SP-Starのロゴが入ってます。

紅山芋の「ウベ」をイメージしたであろう紫のボトムハウジング、素材はPCとナイロンの混合。

カタログスペックでは13.45mmとかなりのロングポール、中々に凶悪なボトムアウトサウンドを生成します。
このステムの長さ故にトラベル(キーを底まで押し込む為に必要な量)が通常だと4mmの所3.2mmとかなり短くなっています。

スプリングは重さ65gで長さはちょっと長めな18mm、このくらいの長さがあると反発が強くなってキビキビ動きます。
ファクトリールブ済みらしいが、そのままではバネ鳴りが少しあるので、ルブする事をオススメします。
打鍵感・打鍵音
PC/ナイロン混合素材のボトムハウジングと13.45mmのそこそこ長めなステムから繰り出されるクソでか底打ち音。
PCを混合しているので若干高めの音になるかと思っていたのですが、何故かかなり低い音がする、低音+音量が大きいので、ケースの設計や、フォーム類の構成によっては反響音が割と響いてしまうのが玉に瑕。
ロングポールらしいハッキリとした底打ち音は気持ち良いものの、指に結構衝撃が返ってくる。
私のルブが下手くそなだけかもしれませんが、ルブ済みでも気にならない程度にバネ鳴り個体有り。
ステムのグラつきはそこそこ多め、気になる引っ掛かりや擦過音はなく、とてもスムーズです。
ファクトリールブの問題なのか、80個購入したうちの10個弱に底打ちの感触と音が変な個体が混ざってました。
何かが噛んでるような感触で音もおかしかったので弾きました。
もし購入する場合は普段より多めに購入しておくと良いでしょう。
良いか悪いかで言うと悪いになってしまうんですが、こういう小さい製品に個体差はつきものなので”仕方ないね”という許容の心を持ちましょう。
録音してみた
毎度おなじみ時代に逆行する音声のみのお届けです。
使用マイク:FIFINE K658 USBダイナミックマイク
録音ソフト:Audacity
補正:音が変化しない程度にノイズ低減と音量確保の為2~6db程度の増幅
全体的に結構低めな音が印象的です、音量も大きくハッキリとした底打ち音が気持ち良い。
この中ならFR4が好み、低めの音のスイッチには高めの音が出るプレートやキーボードを選択すると良い感じになる気がします、もちろん振り切った構成も楽しいですが。
購入場所
残念ながらこのスイッチは国内での取り扱いはありません。
KNC keysやashkeebsでも現在在庫切れ、swagkeysには在庫がある模様。
お値段は10個で$6.5、一般的なスイッチと同じ価格です。
まとめ
紅山芋をイメージしたと思われる紫色が美味しそうなスイッチ、ロングポールステムとPC/Nylon混合のボトムハウジングから繰り出されるパンチのある低音サウンドが特徴です。
低音の処理が甘いキーボードだとボトムアウトの音に混じってボンボン反響音が聞こえてくるレベルなので、少しキーボードを選ぶかもしれません。
PCやPOMの様な柔らかいプレートと組み合わせると底打ちが緩和されて使いやすいかなぁと思いました。
特徴のある音と可愛い色合いで面白いスイッチなのですが、ステムのグラつきが少し多く、個体差で感触の良くない物が混ざっているので手放しでオススメ出来る感じではないです。
自作・カスタムに少し慣れてきて一風変わった物、尖った特徴の有る物が欲しい方にはオススメです。
それでは今回はこの辺で、ここまで読んで下さりありがとうございました。
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